血の繋がりは無くとも

母は自分を置いて消えた。 どれだけ父に問題があろうと、その事実だけは動かし難かった。

自分は捨てられた…、そう思うと苦しかった。 そんな思いを打ち消すために、母は亡くなったのだと自分に言い聞かせるようになった。

じゃあ、本当はまだ生きてるのか…。

それはわかりませんが、私の中ではこの世にいないものとなっているんです。

そんな当時の僕の心を癒してくれたのは、新しい母でした。 私と母の関係は良好だったのです。

あの日までは…。

あの日…?。

新しい母との信頼関係を築きつつあった私はこう思ったのです。

「久しぶりに母とお風呂に入りたい」と。

まずいじゃろ、それ。

いえ、どこの家庭でも親と子は一緒にお風呂に入るもんです。

まあ、まれに大人になっても入っている家族もいるが、普通は小学生のうちに無くなるんじゃないか。

その、まれな例がそこに存在してもいいじゃないですかっ。

いいじゃないですかって、言われてもね…。

意を決して…、いや、ごく自然に母のいる浴室に入っていきました。

で、どうじゃった。

叫ばれました。

じゃろうな。

私は考えました。

いきなり風呂はまずかったなと。

考えるまでもねーよ!

そこで、次は父のいない日を見計らって母のベッドにもぐりこみました。

最低じゃな。

で、

叫ばれました。

…。

なぜ?

なぜ?じゃねーよ。

そんな私に追い討ちをかけるように、帰ってきた父が私を呼びつけました。偉そうに…。

当然じゃろ。

なぜか父は激怒していました。

だから、なぜ?じゃねーよ、頭悪いな、お前!

母も母です。 なぜ今回、父に言いつけたのか…。 風呂の時に言いつけていれば、ベッドに潜り込むようなことはなかったのに。

一回見逃してくれてんじゃねーか。 感謝しろよ。

そして、私は父に勘当され、家を出ることになったのです。

厳しいなってゆーか、当然じゃな。

私も父があんなに度量の狭い人間と知りがっかりしたものです。

お前が言うな。

おそらく、私が邪魔になったのでしょう。

そう…、私は王位継承争いに敗れたのです。

ところで腰痛の話はどうなってるんだよ。

どこに腰痛の原因が隠されているか…。 それはマスターが考えることじゃないんですか、マスターなんだから。 ちゃんとカウンセリングしてくださいよ。

何ぃ…。

腰痛の原因は様々。 原因が違えば治療法も違う。 自己判断せず必ず医師の診断を仰ぎましょう。

更新履歴

11/07/09 腰痛物語~血の繋がりは無くとも

11/06/06 腰痛物語~母との別れ